美白専門エステの思い出
私の実家の母は、外出するときにはいつでも、ひじまでの長さの黒い手袋をしています。ちょっと買い物に近くのスーパーマーケットへでかけるときはもちろんのこと、自家用車を自ら運転してでかけるとき、電車に乗ってのおでかけなど、どんなときでも、この長い手袋を欠かさないのです。ここまで徹底するのはなぜなのか、不思議に思って質問してみると日焼け対策とのことです。娘の私が美白にもエステにも縁がないというのに、母は徹底したものです。
かくいう私が、美白やエステ、もっと言えば美白専門のエステに全く縁がないのかと言えば、実はそうでもありません。10数年も前でしょうか、友人の紹介で、オープン間もないエステの無料体験モニターという制度を紹介してもらって、電車で1時間もかかるお店まで、わざわざ出向いて行った経験があるのです。もともと、対面型のサービス全般、エステのお店はもちろん、例えば美容院でさえも苦手な私ですが、やはり無料の一言には弱かったのです。コースそのものは、平均的だったと思います。
まず念入りなコンサルテーションが行われ、機材を使ったお肌のチェックが行われました。お肌の水分量や毛穴の状態、おそろしいことに10年後、30年後のお肌の予測というものも、ビジュアルで示され、あまりにもリアルで望ましくない未来を見せられ、それなりに考え込んでしまった記憶があります。そうして美白コースを一通り体験させてもらい、それなりに満足しましたが、実際の金額を見て、それ以降そのエステのお店を訪れることはありませんでした。
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